「イイジマゾウカブト」も学名最後に「i」が付くけど、皆「イイジマイゾウカブト」と呼ばないのと同様に……。さて。
生体情報
・和名: サスマタツノカナブン
(生き虫界隈ではハリシサスマタカナブンと呼ばれる事が多い)
・学名: Megalorhina harrisi
(恐らく亜種eximia(エグジミア)と思われる)
・産地: Cameroon dschang
・累代: CBF1(WF4×WF2)
入手元
Twitterで交流のある方から頂いた。
生態・分布
コンゴ盆地西部に分布する亜種。
カメルーン山産のものは濃色の個体が多い。
前胸背の黄色の縁取りは細い。
分布:カメルーン、中央アフリカ、コンゴ
—引用元「世界のハナムグリ大図鑑」より
2020年3月 成虫入手
抽選でヘラクレスをプレゼントさせてもらった
樵屋さんから、ご厚意で頂いてしまいました。
ありがとうございます!
ハリシは去年、WDで失敗していたのでリベンジ出来ます。
生き虫界隈では「ハリシサスマタカナブン」と呼ばれるので、「モルガンサスマタ」や「ヘレロエンシスサスマタ」と同じ分類かと思われますが、
ハリシはMegalorhina(メガロリーナ?)という
サスマタツノカナブン属に属します。
サスマタカナブン属とサスマタツノカナブン属は、よく観察してみると全然違います。
シャア専用ザクとジョニーライデン専用ザクくらい違います。
体表にはビロード状の毛が生えています。
私の大好きなメキノリーナ(オオツノカナブン属)でもこのような特徴が見られます。
それでは個体を見ていきます。
♂Form「haroldi」
ハロルドと呼ばれる柄です。
意味はよく分からないのですが、黄色い上翅に緑のラインが入っている柄を指していると思われます。
(黄色面積が大きいのがハロルド、緑面積か大きいのがハロルドインターメディエイト)
いい感じに脚を開いてくれた一枚。
上翅末端から角まで50mmもありませんが、角が大きく張り出していて可愛いです。
体表にはオオツノカナブン属同様ビロード状の毛が生えています。
♀Form「haroldi」
♂Form「quadrimaculata intermediate」
クアドリマクラータ インターメディエイト
上翅が黄色で点や模様が全くないのが「クアドリマクラータ」で、この個体には若干の点があるので「中間」という意味がある「インターメディエイト」がつきます。
ひとまず同居させ、対アフリカンハナムグリ産卵セットに投入してみます。
追記
撮影方法を変えてみたら、前回よりも綺麗な色で撮れたため、掲載します。
こちらの写真のほうが、より肉眼で見た時の色合いに近いです。