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先月から徐々に新たなラインの個体が羽化し始めている。これから毎月種親候補にした個体や、特徴的な個体を記事にしていこうと思う。
3月はメスの羽化が始まり、4月は同ラインのオスがちらほらと羽化している。今回は環境が良かったのか60mm超えのオス、40mm超えのメスが様々なラインで多数羽化した。まずは最大サイズのオス。
①64.6mm(管理番号419B)
レコード血統のオスとグリーンピカールのメスのアウトラインF1。最終体重17.8gと特段大きくないので(予想サイズは50mm台後半)、まさかのサイズに驚いた。去年12/31にボトル交換し、4月頭に羽化したので、ボトル交換してすぐに蛹化したようだ。暴れの過程がなかったため体重の減りなく羽化までいけたのだろうか?それにしても17.8gから64.6mmは還元率が良すぎる気がするが(もう少し縮むと思うけれど)。
1代目でここまでグリーンになるのは予想外だった。ノーマル×グリーン、ノーマル×レッドは相性が良さそうだ。




左が今年種親予定のグリーンhet.青紋(青紋×グリーンピカールのアウトラインF1)。本個体のほうが若干明るく、ノーマルに近い。

本個体はグリーンの大型狙いの種親として確保した。インラインと、グリーンの濃いグリーンピカールとアウトラインしても面白いかも。左のグリーンhet.青紋は、せっかく青紋遺伝子を持っているので同ラインのメスか、青紋メスと掛けて青紋グリーン(通常の青紋と比べて赤面積が少ない?)を作出したい。
②42.8mm(管理番号414A)
凄まじいサイズのメスが羽化。取り出した瞬間に「過去一デカイ」と確信したメス自己ベスト個体。PMR-Rのスーパーレッドくらい強い赤みもある。あまりにデカイので産卵には向かないかもしれない。
メスレコードサイズを調べてみたところ、45.9mmだった。あと3mm!?!?こちらも最大体重10.1gと、かなりの還元率(予想体重10gで40mmくらい)。



③38.5mm(管理番号435A)
紫紺ホワイトアイのメスが続々と羽化。上のメスが大きすぎるので霞むが、38mmでも十分に大きい。その中で数頭、前胸部に強い光沢のあるメスを確認した。当方管理の紫紺ピカールインラインに引けを取らない光沢がある。

オスは無光沢、メスもほぼ無光沢だったので、ここまで光沢が強いのは驚いた。羽化不全は残念だが種親にする。一般に、ピカールとホワイトアイの相性は悪い(ホワイトアイ遺伝子が発現すると前胸光沢が失われる、または弱くなる傾向がある)が、この光沢がオスにも現れてくれれば紫紺ピカール ホワイトアイが作出できる。
数年前「光王紫」という、紫紺ピカールホワイトアイの個体が出回ったが、その後強光沢の紫紺ホワイトアイはめっきり見なくなった。ピカールとホワイトアイの両立の難しさが現れているのかもしれない。
かけあわせは
1.オスの羽化を待ってインライン
2.超光沢紫紺ピカールとアウトラインをし、2世代先で紫紺ピカールホワイトアイ
の2路線でラインを作る予定。




③60.4mm(管理番号419E)


レコード血統とゴールドピカールのアウトラインF1。固まったら60mmは切ってしまうだろう。1本羽化として考えればそこそこ大きい。後段の大型羽化に期待。
④37.5mm(管理番号410A)


レッドピカールのインライン。光沢、赤み、大きさの点で親候補。別ラインのレッドピカールとアウトライン予定。
⑤40.7mm(管理番号409A)


完全に紫紺化しているが、親は紫紺グリーンピカールのアウトライン。紫紺グリーンは、紫紺にもグリーンにも寄るので個体差が面白い。また、強い全面光沢があるが、この撮影の仕方だと光沢感が出ないのが欠点(全体に光が当たるので色味が肉眼に近くなるのが利点)。強光沢紫紺ピカールとアウトライン予定。
⑤39.0mm(管理番号409B)


こちらも④と同じオスを使ったラインで、グリーンが強い紫紺グリーンピカールのメス。こちらも全面光沢。強光沢紫紺ピカールとアウトライン予定。
⑥39.0mm(管理番号416A)


このラインは紫紺ピカールだが、当方のインラインとは違い前胸部がブラウンっぽく、上翅全面にうっすらにブルーが乗る。親は、光沢レベルは申し分ないのにスタイルがスラッとしていた。オスを待ってインライン、強光沢紫紺ピカールとアウトラインの2ラインを予定。
⑦36mm(管理番号419A)


レコード血統のオスと、レッドホワイトアイのメスとのアウトラインF1。1代目でここまで赤くなるのは驚きだった。半分だけホワイトアイ遺伝子を持っているので、インラインで大型レッドホワイトアイを狙うか…?考え中。
⑧38mm(管理番号408D)


これはアツい。⑦と何が違うんだよと思われるかもしれない。まず目が白いということで、100%ホワイトアイ遺伝子を持っていて、かつ50%青紋遺伝子を持っている。去年レッド青紋ホワイトアイのオスを借り、当方羽化のレッドホワイトアイとアウトブリードした。色々かけ合わせたが、このラインしか生き残らなかった(逆にこのラインはめちゃくちゃ健康に育ったので組み合わせが良かったのだろう)。
①オスの羽化を待ってインライン
②レッド青紋とアウトライン
(子50%レッド青紋het.ホワイトアイ)
③青紋とインライン
(子レッド青紋het. ホワイトアイ)
④419A(レッドhet.ホワイトアイ)とアウトライン
(レッドホワイトアイ狙い)を予定。
⑨37.8mm(管理番号419B)


レコード血統のオスとグリーンピカールのアウトライン。管理番号419はレコード血統のオスだ。ひとまず大型グリーン狙いでインライン予定。
⑩41.2mm(管理番号406B)



何とも言えぬドギツイ色。青系紫紺とダークレッドのアウトライン。紫紺っぽさは分かりにくいが、前胸部の油膜のような模様が紫紺特有のものだ。レッド系と紫紺系の相性はあまり良くなさそうだ。が、これのインラインはどうなるのか、少し気になる(普通に同じ色の個体が羽化しそうではあるが)。
グリーンであれレッドであれ、紫紺はうかつに別色と掛け合わせると、このように紫紺の見分けがしにくくなる傾向がある。紫紺と別色と掛け合わせるときはしっかりと親情報を記載し、譲渡する場合は説明することを強くおすすめする。
ゴクサイシキでも譲渡の際は種親の色味、兄弟の色味の傾向はしっかりと説明(だからこそ幼虫販売はしたくない)し、極力齟齬のないように努めていきます。
ようやっと種親がちらほら活動をし始め、面白そうなラインのメスも揃い始めた。ブリードの本格開始は6月頃になるだろうか?2025年は無闇にラインを増やさず、本当に期待のできるラインのみ作っていくつもりだ(つもり)。楽しくなってきた。

















