大型個体の記事だけで何回も書いている気がするのですが…ここに書くことで自分の理解を深めるという役割もあるので、同じことを何度も書くおじいさんをお許し下さい。
今日、2025年の種親を整理し、番号の振り直しを行った。去年は種親を増やすごとに一連番号を付与していったが、それだと番号と個体の一致がノートを見ないとわからない状況だった。そのため今年からは
501-520 大型化
521-540 青紋派生
541-560 光沢強化
561-580 その他
というふうに、目的別に番号を分けてみた。こうすることで「539?ああ、青紋派生狙いね」とか「519か…サイズ狙いでいいボトルに入れてみるか」など、ざっくりと飼育方針が思いつく。もちろん最終的にノートを確認するが、ざっくりわかるというのはストレスがだいぶ軽減されるはずだ。
そしてノートのページ数の都合もあって各項目20頭しか選出出来なくなった。つまり去年のように「とりあえず種親番号振っとくか」ということがうかつに出来なくなった。
去年は無闇に種親を増やし、キープ個体が多すぎて本質を見失った感があった。メモも多すぎて何がしたいのか思い出せない…など。
本当にいいと思った種親だけを選び、その個体に賭けるというほうが、モチベーション的にも盛り上がりそうだ。
そして現時点で選出した種親が
大型化▶︎5頭
(ノーマル、レッド、ダークレッド、グリーン、紫紺)
青紋派生▶︎9頭
(青紋×2、青紋ホワイトアイ×2、レッド青紋×2、紫紺青紋×3)
光沢強化▶︎8頭
(ノーマルピカール、レッドピカール、グリーンピカール、紫紺ピカール×4、ディープグリーンピカール)
その他▶︎1頭
※ちなみに極彩色では「基本色+α」という分け方をしていて、基本色がノーマル(N)、レッド(R)、ダークレッド(DR)、グリーン(G)、紫紺(P)の5色になり、それ以外の色(紫紺グリーン等)は+αに当てはまる。今年は種親の並び順もN.R.DR.G.Pとしてみた。
という形になった。紫紺ピカールだけ強欲過ぎるという意見は否めないが、紫紺ピカールの色変異、体型変異は多く、深い。大半が去年からの続投だが、今年から入った個体もいる。聞き馴染みのないワードも沢山あるかもしれないが、僕が新たに付けた名前はない。全てどなたかが呼んでいた名前を使っているが、それが一番適した呼び方だと個人的には思う。
それでは今回は「大型化」に選んだ5頭の紹介。
No.501
ノーマル 67.3mm
去年からの続投個体。大分擦れてしまったが符節の欠けは無く、まだまだ元気そうだ。レコード個体70.1mmの直仔で、今までで11メスかけた。そのほとんどのラインから幼虫が採れ、20gを超す幼虫が出始めている。前蛹化を確認したメスも確認しているため、そちらとかけてみるのも面白そうだ。



No.502
レッド(ヘテロホワイトアイ) 64.0mm
グリーン ホワイトアイとダークレッドのアウトブリード。レッド面積が広いが純レッド血統ではないため、レッドとグリーンの境界が曖昧で「全体的にうっすらレッド」といった印象。1本目の幼虫体重20gから、まさかの大型羽化で種親に決定した。大型化の種親の中で最もスリム。アゴは細くまっすぐ伸びており、上翅もコンパクトで健康そうな見た目をしている。同腹個体の羽化不全(翅パカ)も少なかった。
今流通するニジイロクワガタのほぼ全ては同じ個体からはじまっているはず(つまり全個体親戚と言える)だが、グリーン ホワイトアイとダークレッドは、かなり前の世代で分岐し、ブリードされてきたと思われる。
月並みだが、ある程度遠い血同士のアウトブリードは健康な個体を作るのに必要だろう。大型化を狙う501-520は、青紋派生や光沢強化より積極的に別パターン同士のアウトブリードを取り入れるつもりだ。


No.503
ダークレッド 62.0mm

PMR-R血統から羽化したダークレッド。ダークレッドは、502のような組み合わせからは羽化せず、レッド血統のインブリードから一定確率で羽化する。めちゃくちゃ赤い個体を羽化させようとダークレッド×ダークレッドでインブリードしたら、ダークレッドしか羽化しないという特徴もあり、かなり面白い。ダークレッド×レッドならレッド、ダークレッドどちらも羽化する。濃くて鮮やかなレッドのみ羽化させることは不可能で、オマケ的に羽化してしまうのがダークレッドである。
この個体もかなり擦れてしまい、工芸品のような何とも言えぬ優美さを備えてしまった。擦れやすいのは餌皿の下に潜りこむためだろう。 この個体と大きめなPMR-R血統のレッド個体をかけあわせれば、サイズを狙いつつPMR-R血統の維持ができる。お得だ。

No.504
グリーン(ヘテロ青紋) 61mm
青紋とグリーンピカールをかけあわせたF1個体。そのため青紋遺伝子を持つが、青紋は外見に現れていないという特徴がある。ひとまず1メス目は同腹のメスと同居させた(504Aライン)。理論上25%の確率で青紋の特徴が現れるはずだが、実際の羽化確率はもっと低いと思われる。同腹で62mm越えが多数羽化したが、前胸のグリーンが強いこの個体を種親に選んだ。


No.505
紫紺(青系) 63mm
デカい上に上翅に青が乗る個体。極彩色では「紫紺(青系)」と呼んでいる。体つきはガッシリしているが、決して不健康な幅広さはなく、アゴも細長く伸びている。同腹メスは沢山羽化したが、羽化ズレによりあと1メスだけしか残っていない。インラインで引き継ぎたいところだ。

大型化を狙う種親は以上の5頭。大型個体を羽化させるには大型の親を使ったほうがいい、というのは鉄板であるが、極彩色では割と小型の親から60mm越えが羽化することが珍しくない。
オスは割と小さくても環境次第で60mmは狙えると思うし、メスも35mmくらいあれば問題ないと考えている。逆に40mmを越すような巨大なメスは、全然産んでくれなかったりする。サイズの影響がどれほどなものか断言はできないが、個人的には37mmくらいのメスが安定して産んでくれる気がする。
また、アウトブリードによる血の入れ替え1代目は特に健康的な体型をしている気がする。健康的な体型というのは上翅が小さく締まっていたり、アゴが細くまっすぐ伸びていたり…など。大型血統のインブリードや、近い血同士のアウトブリード(ほぼインブリード)も行うが、アウトブリードは積極的に取り入れていきたいところだ。

























































