2024年10月

青紋なのに赤い?

そんなもんはない。

 

 

ありました。

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ある方から2ペア買わせていただきました。

前胸部や上翅中央は、レッド系の個体に近いのですが、上翅縁には青紋の特徴がはっきりと現れています。

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構造色の関係上、青紋面積が広く見えますが、1枚目の個体の青紋面積が実際と近いです。

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メス。禍々しい色ですね。上翅中央のY字に入るレッドは、本来の青紋メスにはない特徴です。

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通常の青紋との比較

左が通常の青紋です。前胸部の色も、通常の青紋が黄土色っぽいのに対し、今回の青紋個体は赤みがかっています。

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レッド系メスとの比較

 

ブリーダーさんが意図してこのパターンを作ったわけではなさそうなので断言はできませんが「青紋育ててたら赤っぽい個体が羽化した」というよりも、レッド系とアウトブリードして作られたような気がします。

 

青紋派生系はまだ自分のところで羽化してはいないので、自分で羽化させてからしっかりと記事を書こうと思います。来年には青紋派生系がかなり羽化するはずですので、楽しみなところです。

 

大切にブリードさせて頂きます。

ブログを書く、という行為はある程度の集中力を必要とします。そして面倒です。だから書きたいことがあっても、億劫でXやインスタの説明欄で妥協してしまいます。私だけかも知れませんが。

 

しかし久々に文字数制限のないブログで文字を書いていると、やはりブログやはりXやインスタでは自分の考えは広がらないな、としみじみ感じます。飼育に関して日々様々な考えが浮かんではきますが、YouTubeやSNSを開く度にその考えはフワッとどこかに行ってしまう。それでは経験値が溜まらない。もったいない。手を動かせ。頭を使え。文字に起こせ…。

 

 

さて、今年ももうすぐ終わりですね。今年のニジイロは紫紺系がアツかったかと思います(ヤフオク参照)。特に紫紺系ピカールと紫紺(青系)ですね。

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紫紺系ピカール

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紫紺(青系)

 

紫紺系ピカールは、とあるブリーダーさんが作られた血統の光沢レベルが半端ではなく、その血統を去年買われた方が増やした個体が沢山流通しました。当方でも同血統の子が羽化しましたが、光沢のレベルは凄まじいものでした。どんなに高いクオリティのピカール血統でも個体によって光沢にムラがあるものですが、この血統は例外なく超光沢でした。作出された本人もおっしゃっているように、すごい血統を作るには多大なコストをかけて厳選する必要があるんだなと感じました。当方では写真の61.5mmが羽化したので、この個体を親にブリードしていきます。楽しみです。

 

紫紺(青系)とは、人によって呼び方は様々ですが、紫紺個体の上翅中央または広域に、深い青色表現がある個体を指します。このパターンに関しては個人的にはまだ紫紺の域を出ていないのではないかと思っています。

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紫紺系ピカールに、紫紺(青系)。大変綺麗で興味深い色です。オマケに高値がつく。利益を得たいのであれば、高値の付きそうなパターンを大量にブリードするのも1つのやり方です。しかしそれでは、ニジイロクワガタという虫を楽しみ尽くすことは出来ないのではないかとも思います。流行りの紫紺系ピカールや紫紺(青系)もブリードするし、レッドピカールもグリーンピカールもブリードするし、ノーマルもレッドもホワイトアイも青紋も何色が羽化するかよく考えてない組み合わせも、思いつくパターン全部ブリードする。それでも足りない。ニジイロクワガタはそんな虫だと私は思います。さてテンション上がってきたのでマットでも詰めますか。モチベのセルフインフレはブログを書くことの副産物ですね。

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