satoMiです。
昨日、一昨日のブログで、「化け値」という言葉を乱用しました。
で、
「おいおい、化け値ってなんだよ詳しく説明しろや」
という方もいらっしゃるかと思うので、ここで改めて
説明致します。
化け値とは、
角が太く、体の幅は狭く、かつ全長が大きい個体
であることを証明するポテンシャル
です。
「角が太いとかっこいいし、全長が大きいほどかっこいいのはわかる。
でも、何で体の幅が狭いほうがいいの?」
と思われる方もいるかと思います。
そこで、「頭がデカい人」を想像して欲しい
んですが、
頭がデカい人って
単純に頭がめちゃくちゃデカい人
の他にもう1つ、
肩幅がめちゃくちゃ狭い人
も含まれると思うんです。
頭の大きさは別に普通なんだけど、
肩幅が他の人の半分くらいしかない、
となれば相対的に頭が大きく見える。
それがヘラクレスの
胸角の太さ(頭の大きさ)、体の幅(肩幅)
にも言えるということです。
頭がデカくて肩幅がめちゃくちゃ狭い
だったら最強ですねって話です(笑)
じゃあ、どうやって化け値を出すかと言うと
化け値=胸角占有率×全長(角先から上翅末端まで)
です。
「おいおい、また胸角占有率とかいう訳の分からん
言葉を使いやがって」と。
すいやせん。
胸角占有率(%)
っていうのは、
胸角の太さが体の幅に占める割合(%)
のことです。
体の幅に対して、胸角の太さがどれくらい
幅取ってんのかなぁ、と。
胸角突起前の値÷前胸部の幅の値
で出せます。
28%〜35%くらいの値が出ると思います。
角が太くても、体の幅が大きくなってしまえば
胸角占有率は変わらないということです。
これで出た値(mm)に、全長(mm)をかける
というわけです。
例を出すと
11.5(突起前)÷38(前胸幅)×155(全長)×100
=4690
横形状が美しい。
化け値には反映されない魅力を持っています。
13.4(突起前)÷39(前胸幅)×157(全長)×100
=5394.3
化け値は高めです。
もう少し前胸幅が狭かったら6000超えたかも?
=5547.8
全長が149mmと小さいですが、胸角占有率が高いために化け値も高く出ました。
最後はこの個体。
14 3.5(突起前)÷37.5(前胸幅)×165(全長)×100
=5940
歴代種親の中で一番高い化け値です。
とても悔しい状況ですが、
そのラインの幼虫が続々と孵化しているのでまだ
望みはあります。
ちなみに化け値は、
角が太く、体が狭く、大きい個体を作るために
設定しているため、
体の大きい個体では、化け値はかなり低く出てしまう場合があります。
が、化け値はあくまで私の理想を作るための式
なので、
「そんな計算してる奴もいるんやな」
くらいの気分でいてもらえると助かります。
化け値、ご理解頂けましたか…!
皆さんもご自分のヘラクレスで化け値を出してみて
下さい。