2020年03月

satoMiです。
ヘラクレスの幼虫には
頭が大きいほど、成長率が高い傾向がある
とか、
頭が大きいほど、爆発力のある形状になる
という説があるようです。

実際私の所でも、
♂の頭幅が18.5mm(まあまあ大きいサイズ)の個体は他の16mm台や17mm台の幼虫よりも成長率が良かったです。

去年中旬からブリードを始めた
MICHEEMMAのラインからは、最大で20.5mm
18mm台や19mm台もゴロゴロと出てきまして、
「血統の力」なるものを実感しました。

しかし、大きければ大きいほどいいとは言えないようで、大きいほど不全率は上がる傾向もあるようです。

そこで、先輩ブリーダーさんに質問してみると、
「頭の大きさよりも形状で大体不全になるかどうか分かるよ」
とのことで、とても丁寧に教えて下さったため、
お礼として「頭の形状と、羽化不全のさじ加減を調べますね!!!」
と約束してしまったので、MICHEとEMMAは全個体頭を撮影して傾向を探ろうと思います。

今回はEMMA-1
♂RUOGN-FF×AOUB
♀RUOGN-FF0F
の♂です。

2A-1   幅18.5mm
頭上部に大きな割れ目がある。
IMG_5203

2A-2   19.1mm
大きな割れ目あり。
IMG_5202

2A-7   20.2mm
割れ目+表面がガタガタ。
IMG_5205

2A-8   18.1mm
割れ目は目立たなく、丸く綺麗な頭。
IMG_5204

2A-11   18.1mm
前回成長率がよく、ブログに載せた個体。
割れ目は目立たなく、綺麗な頭をしている。
IMG_5206

2A-12   18.0mm
測り忘れ。
次回の交換で測ります。

2A-13   18.3mm
綺麗な頭♪
IMG_5200


……後半雑なので、また撮り直すと思いますが、やはり20mm級は怪しい気がします。

18mm前半は頭上部の割れ目が小さく、まん丸な形状をしている個体が多いです。

まだまだデータが少ないので、どんどん集めてまとめます。

IMG_5218
「ハリシ」って呼ばれてるけど、学名が人名から取っていたら「ハリス」になるのかな…。
「イイジマゾウカブト」も学名最後に「i」が付くけど、皆「イイジマイゾウカブト」と呼ばないのと同様に……。さて。

                                                                                      
生体情報

・和名: サスマタツノカナブン
(生き虫界隈ではハリシサスマタカナブンと呼ばれる事が多い)
・学名: Megalorhina harrisi
(恐らく亜種eximia(エグジミア)と思われる)
・産地: Cameroon dschang
・累代: CBF1(WF4×WF2)
                                                                                      
入手元

Twitterで交流のある方から頂いた。
                                                                                      
生態・分布

コンゴ盆地西部に分布する亜種。
カメルーン山産のものは濃色の個体が多い。
前胸背の黄色の縁取りは細い。
分布:カメルーン、中央アフリカ、コンゴ

—引用元「世界のハナムグリ大図鑑」より
                                                                                      
2020年3月 成虫入手

抽選でヘラクレスをプレゼントさせてもらった
樵屋さんから、ご厚意で頂いてしまいました。
ありがとうございます!
ハリシは去年、WDで失敗していたのでリベンジ出来ます。

生き虫界隈では「ハリシサスマタカナブン」と呼ばれるので、「モルガンサスマタ」や「ヘレロエンシスサスマタ」と同じ分類かと思われますが、

ハリシはMegalorhina(メガロリーナ?)という
サスマタツノカナブン属に属します。

サスマタカナブン属とサスマタツノカナブン属は、よく観察してみると全然違います。
シャア専用ザクとジョニーライデン専用ザクくらい違います。

体表にはビロード状の毛が生えています。
私の大好きなメキノリーナ(オオツノカナブン属)でもこのような特徴が見られます。

それでは個体を見ていきます。
IMG_5217
♂Form「haroldi」
ハロルドと呼ばれる柄です。
意味はよく分からないのですが、黄色い上翅に緑のラインが入っている柄を指していると思われます。
(黄色面積が大きいのがハロルド、緑面積か大きいのがハロルドインターメディエイト)
FullSizeRender
いい感じに脚を開いてくれた一枚。
上翅末端から角まで50mmもありませんが、角が大きく張り出していて可愛いです。
FullSizeRender
体表にはオオツノカナブン属同様ビロード状の毛が生えています。
FullSizeRender
♀Form「haroldi」
FullSizeRender

FullSizeRender
♂Form「quadrimaculata intermediate」
クアドリマクラータ インターメディエイト
上翅が黄色で点や模様が全くないのが「クアドリマクラータ」で、この個体には若干の点があるので「中間」という意味がある「インターメディエイト」がつきます。
ハリシサスマタ、超奥深い!!
FullSizeRender
ちなみに「クアドリマクラータ」というパターンは
ゴライアスオオツノハナムグリにもあり、ゴライアスの場合は「柄が全く無い真っ白な個体」を指します。
柄無しをクアドリマクラータと言うんでしょう。きっと。……。
IMG_5226
ウガンデンシスをよく見ているため、とても小さく感じます。ウガンデンシスより体はずっと小さいのに巨大な角を持っています。
FullSizeRender
♀Form「quadrimaculata intermediate」
FullSizeRender

ひとまず同居させ、対アフリカンハナムグリ産卵セットに投入してみます。

FullSizeRender
IMG_5483
FullSizeRender

追記
撮影方法を変えてみたら、前回よりも綺麗な色で撮れたため、掲載します。
こちらの写真のほうが、より肉眼で見た時の色合いに近いです。

こんにちは。satoMiです。
今回は、マット交換をしていたら
超当たり前ながら大切な事に気づいたので書きます。



IMG_5197
↑12/14~3/17で
58g▶︎110gまで増えた個体のマット
上部までフンが目立ち、マットは半分くらいまで減っていた。
マットは投入時より若干乾いている。

FullSizeRender
↑12/30~3/17で
76g▶︎86gまで増えた個体のマット
マット上部は固まっていて、食べた形跡は全くなかった。
マットは投入時より遥かに乾いている。



同じ血統ではないのですが、同じマットです。
対照実験ではないのですが、
投入時の環境を、なるべく変化させずに維持させる
ことってめっちゃ重要だなぁと思いました。
だからマット交換には、マットの可食部の他に水分調整の意味もあるんだなぁと今更気づいたりしました。


以前はマットを、届いた状態からそのまま未加水で詰めていましたが、時間が経つにつれて湿度は落ちていきます。

そのため今回から、
1ヶ月くらい経った時に一番ベストな湿度になるようなイメージで、若干ねっとりするくらいの水分量に調整してみました。

また、パンやさんの空気穴は2つではなく1つだけにし、水分の蒸発を最小限に抑えます。


「しっとり水分量」VS「未加水ちょうどいい水分量」で対照実験してみたい気もしますが、
未加水のほうが食いが悪くて「やっぱりね」ってなるのが嫌なので、とりあえず全部しっとり作戦でいってみます。


新制度(乾燥防止策)
・水分量は「若干ねっとりするくらい」くらい加水
・空気穴はフタに1つ
・半分くらい少し固く詰め、上はやわらかく詰める

久々の計測です。
ヘラクレス飼育歴約14ヶ月。飼育を始めたきっかけの血統から、ベスト体重がいました。

FullSizeRender

143g! 前回ベストから9gの更新。

血統はT-REX×アンビタル零-DMです。
種親♂は152mm、♀は67mmしかありませんでしたが、7ヶ月で110gの個体がいる等、成長率はいい感じです。

まだうっすら黄色なので、もうひと伸びしてくれることを祈ります。
パンやさん管理ですが、最後は底部ガチ固めの大ケース投入でもいいかなぁ…。



お次は、前回の交換から とりわけマットの減りが大きかったEMMA-1のロット5

​EMMAは管理名であり、血統名は、
【RUOGN-FF-AOUB×RUOGN-FF0F】

​どちらもchaserさんから購入した種親です。
(♂167mm♀80mm)

FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender

8ヶ月で110g。
このラインは幼虫が10数頭しか採れずでしたが、
頭幅は大きすぎず小さすぎず、頭割れもなし。と、
なかなか期待しています。



今回のように、ヘラクレスとウガンデンシスについては現状日記のような形、それ以外は時系列で飼育記としてまとめる形でやっていく予定です。

現状日記のような書き方の方が楽だけど、図鑑や産地、学名から色々推測して綴れる飼育記も面白いんだよなぁ…。

↑このページのトップヘ