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5月に入り、ようやく種親のほとんどが活動を再開しました。ルーム内の温度は、数字的には年中ほぼ変化ないようにしているのですが、当方では11月から4月くらいまでの間に成虫の活性が落ちます。理由は未だによく分かっていません。

 

さて、4月に引き続き5月の羽化個体紹介です。

現在ゴクサイシキでは紫紺グリーンピカール、レッド系、レコード血統、青紋紫紺のメスが多く羽化しており、オスはレコード血統のアウトライン、インラインがチラホラ羽化し始めています。

 

7/20のインセクトポート東京では、活動開始した大型化、ピカール、青紋派生など色々持って行けると思います。

 

紫紺ピカール 62mm(管理番号:409A)

紫紺グリーンピカール同士のアウトラインで、この個体は紫紺に寄りました。前胸部は紫紺ピカールのインラインと比べて薄いです。メスは40mm越えの強光沢がどんどん羽化しています。

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レッド ヘテロホワイトアイ63.0mm(管理番号:419A)

レコード血統×レッド ホワイトアイ1代目。1代目でもかなり赤く出た上大型羽化です。レッド、ダークレッドの大型狙い枠は既にいますが、こちらのほうがアゴが真っ直ぐ伸び、体もスリムでサイズ狙いには適しているかもしれません。

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レッドホワイトアイ ヘテロ青紋59.6mm

(管理番号:408D)

レッド青紋ホワイトアイ×レッド ホワイトアイの1代目。若干赤は弱めですが大型羽化しました。インラインのオスとして一応キープします。

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レッド ヘテロホワイトアイ59.0mm(管理番号:419A)

こちらも赤みが強く羽化しました。右上翅に斑点模様があります。
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紫紺グリーンピカール 65mm(管理番号:409A)

羽化後腹が出ていて、羽化不全かと思いましたが、しっかりと上翅に収まりました。ピカールらしく上翅はワイドですが、ピカールで65mm台が羽化したのは初なので嬉しいです(羽化間もないので65mm台としています)。前胸部一面に光沢があります。

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レッド 60.5mm(管理番号406D)

幼虫体重26.5gという、今年最重量の個体で期待大でしたが、盛大に裏切られました。逆に10g後半の幼虫が64mmで羽化するなど、2本目で食い続けるか、暴れるか、直ぐに前蛹を作るかで羽化サイズの差は大きいようです。

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グリーン 64.5mm(管理番号:419B)

4月でも紹介した、レコード血統×グリーンピカールの1代目です。このラインは特に体重に対して羽化サイズが大きく、形もスリムです。グリーン大型狙いの中核として、このラインは採用します。
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青紋紫紺(管理番号425A)

青紋紫紺インラインです。紫紺に青紋遺伝子が付与されていて、色は通常の青紋に細かく紫紺が入るパターンや、紫紺(青系)のように、上翅中央に青みが乗るパターンなど色彩変異が大きいです。通常の青紋よりも青面積が広くなるようです。

 

青紋広め

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紫紺(青系)のような青み
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紫紺強め(青は若干乗っている)
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青紋紫紺(管理番号:425B)

こちらはNo.425の青紋紫紺オスに、青紋メスを掛けた個体です。紫紺の主張が弱められたようです。
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7/20に浅草橋(浜松町ではありません)にて、第5回インセクトポートが予定されています。ゴクサイシキでは、性懲りも無くニジイロクワガタばっかり持っていきますが、前回よりも数と種類を増やします。ニジイロをお求めの方は是非いらしてくださいね!!

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先月から徐々に新たなラインの個体が羽化し始めている。これから毎月種親候補にした個体や、特徴的な個体を記事にしていこうと思う。

 

3月はメスの羽化が始まり、4月は同ラインのオスがちらほらと羽化している。今回は環境が良かったのか60mm超えのオス、40mm超えのメスが様々なラインで多数羽化した。まずは最大サイズのオス。

 

①64.6mm(管理番号419B)

レコード血統のオスとグリーンピカールのメスのアウトラインF1。最終体重17.8gと特段大きくないので(予想サイズは50mm台後半)、まさかのサイズに驚いた。去年12/31にボトル交換し、4月頭に羽化したので、ボトル交換してすぐに蛹化したようだ。暴れの過程がなかったため体重の減りなく羽化までいけたのだろうか?それにしても17.8gから64.6mmは還元率が良すぎる気がするが(もう少し縮むと思うけれど)。

 

1代目でここまでグリーンになるのは予想外だった。ノーマル×グリーン、ノーマル×レッドは相性が良さそうだ。

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左が今年種親予定のグリーンhet.青紋(青紋×グリーンピカールのアウトラインF1)。本個体のほうが若干明るく、ノーマルに近い。

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本個体はグリーンの大型狙いの種親として確保した。インラインと、グリーンの濃いグリーンピカールとアウトラインしても面白いかも。左のグリーンhet.青紋は、せっかく青紋遺伝子を持っているので同ラインのメスか、青紋メスと掛けて青紋グリーン(通常の青紋と比べて赤面積が少ない?)を作出したい。

 

②42.8mm(管理番号414A)

凄まじいサイズのメスが羽化。取り出した瞬間に「過去一デカイ」と確信したメス自己ベスト個体。PMR-Rのスーパーレッドくらい強い赤みもある。あまりにデカイので産卵には向かないかもしれない。

 

メスレコードサイズを調べてみたところ、45.9mmだった。あと3mm!?!?こちらも最大体重10.1gと、かなりの還元率(予想体重10gで40mmくらい)。
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③38.5mm(管理番号435A)

紫紺ホワイトアイのメスが続々と羽化。上のメスが大きすぎるので霞むが、38mmでも十分に大きい。その中で数頭、前胸部に強い光沢のあるメスを確認した。当方管理の紫紺ピカールインラインに引けを取らない光沢がある。

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オスは無光沢、メスもほぼ無光沢だったので、ここまで光沢が強いのは驚いた。羽化不全は残念だが種親にする。一般に、ピカールとホワイトアイの相性は悪い(ホワイトアイ遺伝子が発現すると前胸光沢が失われる、または弱くなる傾向がある)が、この光沢がオスにも現れてくれれば紫紺ピカール ホワイトアイが作出できる。

 

数年前「光王紫」という、紫紺ピカールホワイトアイの個体が出回ったが、その後強光沢の紫紺ホワイトアイはめっきり見なくなった。ピカールとホワイトアイの両立の難しさが現れているのかもしれない。

 

かけあわせは

1.オスの羽化を待ってインライン

2.超光沢紫紺ピカールとアウトラインをし、2世代先で紫紺ピカールホワイトアイ

の2路線でラインを作る予定。


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③60.4mm(管理番号419E)
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レコード血統とゴールドピカールのアウトラインF1。固まったら60mmは切ってしまうだろう。1本羽化として考えればそこそこ大きい。後段の大型羽化に期待。

 

④37.5mm(管理番号410A)
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レッドピカールのインライン。光沢、赤み、大きさの点で親候補。別ラインのレッドピカールとアウトライン予定。

 

⑤40.7mm(管理番号409A)
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完全に紫紺化しているが、親は紫紺グリーンピカールのアウトライン。紫紺グリーンは、紫紺にもグリーンにも寄るので個体差が面白い。また、強い全面光沢があるが、この撮影の仕方だと光沢感が出ないのが欠点(全体に光が当たるので色味が肉眼に近くなるのが利点)。強光沢紫紺ピカールとアウトライン予定。

 

⑤39.0mm(管理番号409B)
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こちらも④と同じオスを使ったラインで、グリーンが強い紫紺グリーンピカールのメス。こちらも全面光沢。強光沢紫紺ピカールとアウトライン予定。

 

⑥39.0mm(管理番号416A)
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このラインは紫紺ピカールだが、当方のインラインとは違い前胸部がブラウンっぽく、上翅全面にうっすらにブルーが乗る。親は、光沢レベルは申し分ないのにスタイルがスラッとしていた。オスを待ってインライン、強光沢紫紺ピカールとアウトラインの2ラインを予定。

 

⑦36mm(管理番号419A)
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レコード血統のオスと、レッドホワイトアイのメスとのアウトラインF1。1代目でここまで赤くなるのは驚きだった。半分だけホワイトアイ遺伝子を持っているので、インラインで大型レッドホワイトアイを狙うか…?考え中。

 

⑧38mm(管理番号408D)
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これはアツい。⑦と何が違うんだよと思われるかもしれない。まず目が白いということで、100%ホワイトアイ遺伝子を持っていて、かつ50%青紋遺伝子を持っている。去年レッド青紋ホワイトアイのオスを借り、当方羽化のレッドホワイトアイとアウトブリードした。色々かけ合わせたが、このラインしか生き残らなかった(逆にこのラインはめちゃくちゃ健康に育ったので組み合わせが良かったのだろう)。

 

①オスの羽化を待ってインライン

②レッド青紋とアウトライン

(子50%レッド青紋het.ホワイトアイ)

③青紋とインライン

(子レッド青紋het. ホワイトアイ)

④419A(レッドhet.ホワイトアイ)とアウトライン

(レッドホワイトアイ狙い)を予定。

 

⑨37.8mm(管理番号419B)
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レコード血統のオスとグリーンピカールのアウトライン。管理番号419はレコード血統のオスだ。ひとまず大型グリーン狙いでインライン予定。

 

⑩41.2mm(管理番号406B)
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何とも言えぬドギツイ色。青系紫紺とダークレッドのアウトライン。紫紺っぽさは分かりにくいが、前胸部の油膜のような模様が紫紺特有のものだ。レッド系と紫紺系の相性はあまり良くなさそうだ。が、これのインラインはどうなるのか、少し気になる(普通に同じ色の個体が羽化しそうではあるが)。

 

グリーンであれレッドであれ、紫紺はうかつに別色と掛け合わせると、このように紫紺の見分けがしにくくなる傾向がある。紫紺と別色と掛け合わせるときはしっかりと親情報を記載し、譲渡する場合は説明することを強くおすすめする。

 

ゴクサイシキでも譲渡の際は種親の色味、兄弟の色味の傾向はしっかりと説明(だからこそ幼虫販売はしたくない)し、極力齟齬のないように努めていきます。

 

ようやっと種親がちらほら活動をし始め、面白そうなラインのメスも揃い始めた。ブリードの本格開始は6月頃になるだろうか?2025年は無闇にラインを増やさず、本当に期待のできるラインのみ作っていくつもりだ(つもり)。楽しくなってきた。

いよいよ、浜松町で開催される昆虫即売イベント「SHOPPERS&BREEDERS」が明日となりました!

 

新たに羽化個体を掘り出し、明日持っていく個体の点検を行った結果、パプアキンイロクワガタのラインナップを大幅に変更しました。具体的には、アゴがしっかり発達して色味が強い個体を厳選し、20ペア持っていく予定を16ペアに絞りました

 

今回も通し番号を振っているので、気になる個体があれば、番号を控えて頂くと便利です。それでは紹介します。

 

①ライトブルー ペア

兄弟でかなり青みの強い個体が羽化しています。

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↓兄弟

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↓右が①になります。

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②パープル系 ペア
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③パープル系 ペア
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④マジョーラ系 ペア
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⑤マジョーラ系 ペア
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⑥オレンジ系 ペア

前胸部に暗い模様が入る個体差もあります。

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⑦グリーン系 ペア
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⑧オレンジ系 ペア
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⑨マジョーラ系 ペア

マジョーラ系の中で最大サイズです。
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⑩マジョーラ系 ペア

個人的に色味は一番好みです。

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⑪マジョーラ系 ペア
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⑫ブラウン系 ペア

全個体のうち最大サイズです。
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⑬パープル系 ペア
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⑭ライトブルー ペア

爪欠けありますが、ブリードに支障はありません。①よりも明るいブルーです。
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⑮ダーク系 ペア

この色味は、この個体のみ羽化しました。
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⑯グリーン系 ペア
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今回マジョーラ系の大歯型が多く羽化してきました。パープルとグリーンの比率に個体差があり、ほぼパープルに寄ったりグリーンに寄ったりしている個体もいるのでお好きな個体を選んで見てください。

 

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