明日7/12、東京 浜松町にある産業貿易センター5Fにて開催されるSHOPPERS&BREEDERSにGOKUSAISHIKI も参加させて頂きます!

今年最後のSB、かつ夏のINSECTPORT TOKYOも無いため、GOKUSAISHIKIの今年の出展はこれが最後になると思います。

今回の出展は、GOKUSAISHIKI史上最もサイズ、色パターン共にいいものを出せると自負しております。
 
青紋系、ピカール系で種親級ペアをご希望の方は是非お越しくださいませ。また、標本も2箱分持っていくので標本がお目当ての方も是非お越しください。

【レコード系】
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1.レッド(管理ライン503B) 63mm
親オスにレコード血統×レッドのF1を用いています。
レコード血統の大型因子と大顎の長い形状を付与し、今後は赤みの強化をしていきます。


【ピカール系

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2.レッドピカール(管理ライン 542D) 58mm
前胸ブラウン寄り、上翅はかなり赤みのある個体です。



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3.グリーンピカール①(管理ライン543C) 58.6mm
かなり赤みの少ないグリーンピカール同士のアウトラインです。光沢もかなり強いです。


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4.グリーンピカール②(管理ライン543D) 57.8mm


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5.グリーンピカール③(管理ライン543D) 56.6mm

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6.紫紺ピカール①(管理ライン546H) 60.1mm
2025年は紫紺ピカールを殖やしすぎました。かなりのメスにかけたのもありますが、平均産卵数が他パターンと比べてかなり多かったのもあります。完全なインブリードを避けつつ、光沢の強い個体を厳選したため、強光沢と良形状で羽化したと思います。2025年の紫紺ピカール系は最大62mmまで完品羽化しました。
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7.紫紺ピカール②(管理ライン546H) 59.2mm
管理ラインによって前胸部の色味が若干異なり、暗黒〜暗緑までいるので、お好みの色をお選びいただけます。

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8.紫紺ピカール③(管理ライン546H) 58.5mm

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9.紫紺ピカール④(管理ライン547H) 57.9mm

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10.紫紺ピカール⑤(管理ライン546H) 54.9mm


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11.紫紺グリーンピカール①(管理ライン543E) 59.0mm
紫紺グリーンピカールの色の出方にはかなり広がりがありますが、この個体は前胸部が薄茶色っぽくなるパターンの中でも、上翅ヘリに紫が薄く入っておりかなり、特殊な色味をしております。次世代の色の出方が気になります。
こちらは上のグリーンピカールと同じ種オスに、紫紺ピカールのメスをかけています。



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12.紫紺グリーンピカール②(管理ライン548C) 58.8mm
このパターンも前胸部が薄茶色になります。ディープグリーンピカール(仮)と紫紺ピカールのアウトラインです。

【青紋系】
青紋系は特にクオリティの高いものを選びました。

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13.青紋①(管理ライン525D) 60mm
青面積かなり広いです。


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14.青紋②(管理ライン522H) 60mm
別ラインの青紋同士のアウトブリードです。


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15.青紋ホワイトアイ(管理ライン523B) 65.3mm

幼虫体重28.2gあり、自己最大体重だった個体です。70mm近いサイズが出るんじゃないかと期待していたのですが…そう上手くはいきませんね。爪欠けが一部ありますが、ブリードには支障ありません。
親は43.7mmと小型ですが、羽化平均サイズが非常に大きく、65mmが数頭羽化しています。レコード狙いの素材として(アウトブリードにでも)いいような気がしています。

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16.青紋レッド①(管理ライン526C) 59.6mm
前胸部の赤みがしっかりと出ており、体型もかなりスリムです。


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17.青紋レッド(管理ライン525B) 59.5mm

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18.青紋紫紺(管理ライン522G) 60mm
青、紫、緑の混じった青紋紫紺らしい個体を60mmで用意出来ました。種親として非常にオススメです。青紋のメスとかけてアウトブリードしても、次世代で紫は出ると思います。



【メス単品】
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19.紫紺ピカール メス(管理ライン547J) 41.4mm
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20.紫紺ピカール メス(管理ライン546H) 38.1mm



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GOKUSAISHIKIのブースはだいたい中央にあり、INSECTPORT主催のセルヴォラン君も同ブースで一緒に出展します。標本箱と生体で1卓のため、かなりひしめき合いながらの出展な気がしていますが、(多分)今年最後の出展です。

生体、標本個体全て当方で制作していますので、飼育や色パターンなどで気になることがございましたら遠慮なくお聞きくださいませ!明日は楽しみましょう!!

上翅の金属のような光沢が前胸背板にも乗っているニジイロクワガタのパターン、通称ピカール
恐らくパターンの確立から10年以上経過しており、今ではノーマルの他、レッド、グリーン、紫紺などでも前胸背板のピカピカに光った個体が流通している。
GOKUSAISHIKI でも相当数飼育しており、販売もさせて頂いている。
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このピカール、皆様もご存知のとおり相当に美しい誰が見ても相当に美しい。ピカピカに光っていて綺麗。わかりやすい美しさで殴られたような気分になる。爽快だ。


特に紫紺ピカールは群を抜いて完成度が高い。光沢感が他のピカールとはまるで違う。これは、あるブリーダーさんが厳選とインブリードを重ねて作られた努力の結果であり、現在流通している強光沢の紫紺ピカールのほとんどには、この血統が入っていると僕は考える(GOKUSAISHIKIの紫紺ピカールも、CBF3で購入した個体から厳選したり別ラインを入れて引き継いでいる)。
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当方では紫紺グリーンピカールとよんでいるパターン。グリーンピカールと紫紺ピカールのかけあわせによるパターンの一つ
約3年前、おそらくこの完成度が高い(完成しているといっていい)紫紺ピカールをブリーダーさんが販売した頃からピカールバブルが起きた。いや、もっと前からピカールは人気で高騰していたけれど、3年前に更にピカールの波がきたような印象だ。このバブルが、ピカール一強の価値観を強めていったと僕は考えている。


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紫紺ピカールとレッド系をかけあわせると、このような色味が出ることがある。レッド系をかけあわせなくても出ることもある
まるで高級車のような光沢を放つ、深い紫のクワガタ。他にも強烈な光沢と色彩をもつ甲虫はいるが、丸く盛り上がった滑らかな前胸に、自分の姿まで映り込んでしまうような光沢は本種ならではだろう。


ノーマルのピカールも、金色に光っており大変に美しい。レッドピカールもすごいが、紫紺やノーマルに比べると光沢でやや劣る。赤み(黄土色み)を強くしようとすると、光沢が弱まる。光沢と赤みの両立にはもう少し時間がかかるだろうと思われる。

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さて、ここまで読んでいただいた方はお分かりだと思う。僕はピカールが大好きだ。突然変異的に現れた前胸背板が上翅同様の光沢をもつ個体を、絶やさずに累代し、流通させたショップさんは、ニジイロクワガタ史において欠かすことの出来ないエピソードといえるだろう。そしてそれを入手し、別色でも光沢化させた多くのブリーダー。こうしてニジイロクワガタは、日々新たな形質を獲得していくのだ。


ここまでピカール愛を語らせて頂いた(と僕は思っている)。次は、それによって起きつつある弊害について。


弊害とは「ピカールが流行り過ぎることによる、非ピカールの駆逐」だ。今ヤフオクで「ニジイロクワガタ」と検索すると、ピカール系の出品の多さに驚くに違いない。10年前はもっと非ピカール系の出品で溢れていた。非光沢のノーマル、レッド、ダークレッド、グリーン、紫紺、紫紺グリーンなどが、今より流通していた。ではなぜ少なくなったのか?

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ピカールでも青紋でもホワイトアイでもないニジイロクワガタの出品、少なくなったよね…


ピカールのほうが高く売れる、というのが大きな理由の一つだろう。ピカールが強すぎる。売れないものが淘汰され、売れるものが増えていくのは資本主義の基本だ。売れないものを量産したいと思うのは、ごく一部のもの好きだけだ。


「別にいいじゃないか、ピカールしか出回らず、市場がピカール一色になっても」という人もいるかもしれない。確かに。少なくとも僕はこの問題を「駄目だ」と一方的に言うことは出来ない。なぜなら僕もピカールをブリードし、流通させていて、市場のピカール一強化の一端を担っているからだ。加えて、ピカールばかりブリードし、流通させている人を非難するような思いも全くない。そういう人がたくさんいるからこそ、ニジイロクワガタのブリード熱が維持されるのだ。

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多くの人がブリードするからこそ、沢山のラインか流通して健康な血が維持されるという恩恵は大きい


大量に非ピカール系とピカール系をブリードしている経験から僕が懸念しているのは「非ピカール系が淘汰されること」だ。


まず、ピカール系(前胸背板に光沢のあるニジイロクワガタ全て)は、非ピカール系(前胸背板に光沢のないニジイロクワガタの全て)と比べて上翅幅が広く、腹部が大きくなる。もちろん血統や色によって上翅幅には個体差があるが、数百頭と個体を見比べると「ピカール系は非ピカール系と比べて上翅幅が広い」という傾向は明らかだ(ゴールドピカールは上翅幅が広がりやすく、青系紫紺ピカールは比較的広がりにくいなどの差はある)。

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兄弟間、親子間インブリードを避け、種親選定に体型を意識したこともあってか、今期の紫紺ピカールの体型はだいぶ改善された。それでも非ピカールと比較すると横幅は大きく、アゴは伸びにくい


腹部が大きくなりやすい」ということは、羽化不全率が高まるということであり、羽化サイズが望めないということでもある。僕のブリードしている体感的には、ざっくり60mmで羽化不全の壁がある。59mmまでは問題なく完品羽化するが、60mmを超えると完品率の雲行きが怪しくなってくる。また、幼虫体重でいうと、最大体重が23gを超えた個体の羽化不全率はかなり高い。非ピカールの23g程度なら、何の問題もなく完品羽化するし、65mmも普通に望める。


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上:紫紺グリーンピカール65mm
下:青紋紫紺60mm
体型の違いは歴然


ヤフオクで63mm以上の強光沢を持ったピカールの出品を見たことがあるだろうか?僕は多分ない。あっても微光沢の「非ピカール系の血の割合が多い」個体に限られるだろう。ここにピカール系の限界を感じる。


限界を感じるからといって、ピカール系の存続が危ういかというと、そうは思わない。ピカール系は多産な印象だし、全長60mmと幼虫体重23gの境界を超えず、極端なインブリードを続けない限り、今後の存続は問題ないだろうと考える。


ただ65mm以上やレコードを狙う場合に、ピカール系は極めて不利であることに違いはない。そして、ピカール一強化によって非ピカールが減り、レコードを狙える素質のある血を入手しにくくなる傾向は、今後一層強くなるだろう。特に、新規参入で紫紺で65mmを狙うのはかなり難しいのではないかと思う。ヤフオクで紫紺を入手しようにも99%紫紺ピカールしかいないからだ。

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2024年種親の紫紺(青系)63mm
上翅は細く平らで引き締まっていた
ピカールが好きだ。ピカールは美しい。しかしピカールしか流通しなくなるのは、大型完品個体の追求においては致命的だ。ピカールしかいなくなったニジイロクワガタ界隈は、果たして喜べるのか?かといって自分もピカールを流通させている。ピカールを流通させている人にはもちろんなんの非難もない。かといってピカールしかいなくなると懸念があって…


と、自己矛盾のループにはまっている。正解はこれ、と言うことは僕には出来ない。しかし一点だけ安心(?)
して頂きたいのは、GOKUSAISHIKIは毎年、非ピカール系も累代を続けている、ということだ。青紋系の他、ピカールでも青紋でもないノーマル、レッド、グリーン、紫紺の累代は続けている。兄弟間などの近いインブリードは避け、体型のよい個体を選んでブリードしている。
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青紋紫紺

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レッド


こういう「大人気化したパターンばかり流通し、そうでないパターンが淘汰される」現象は、メダカや鯉など他の鑑賞生物にもよくあることらしい。

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最近の個人的ブームは青紋派生

「ピカールもいいけど、やっぱ非光沢だよね」
と考える人が増えたらいいな…とまでは思わないけれど、もう少しその傾向があっても…いや、それは人様に強要することではないな…とりあえず自分は、ピカールと共に非ピカールも累代し続けよう。最近は、そんな厄介で複雑な重いを抱きながらブリードしています。

本日、浅草橋にてINSECTPORT TOKYO第6回が開催された。GOKUSAISHIKIブースには今回も多くの方が来てくださり、喉が痛くなるくらい喋り続けた1日だった。

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今年のイベント出展は初であり、数えてみると前回から半年くらい経っている。つまり久々にこの「自分が人様に売り物を提示し、お客さんが対価を払ってくれる」という経験をしたことになる。


半年ぶりにこの経験をしたことで、初めてイベントに出たときを思い出した。緊張、高揚、嬉しさ、お客さんの質問の応答で、自分がニジイロクワガタに対して考えていることが言語化されること、などなど。


この感覚、久しく得ていなかった。
自分の作り出したもの(クワガタ、標本)に対して、対価を払っても欲しいと思ってくれる人がいるという実感だ。普段僕はこの感覚とは無縁の仕事に就いているのもあってか、この感覚はちょっと別格な価値がある。


何度も足を運んで来て下さるお客さん、話に来てくれる方、見慣れた顔の出展者さん、手伝いに来てくれる仲間、全国からこのイベントに合わせて文具共和会館に一堂に会し、17時にイベントが終わると、まるで何も無かったかのように、もぬけの殻になる。しかし、確かな「いい気持ち」がじわりと残っている

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撤収
この感覚。自分が受け入れられたような感覚
忘れていた。イベントでしか得られない栄養がある。これは売上とはあまり関係ない。売上に比例して強くなるようなものでも無い気がする。趣味でやっていることだし。


自分の作ったもの、育てたものを見て、反応してくれる生身の人がいる。対価を支払ってまで欲しいと言ってくれる人がいる。ニジイロクワガタに興味をもって、色んな質問をしてくれる。僕の話に興味を持って耳を傾けてくれる。これは当たり前のことではない。


あと、丸一日座らずに立ち続けていたが、体の疲れを全く感じていないことに驚いた。



GOKUSAISHIKIはこれからも出展を続け(出禁にならなければ)、前回よりもより良く、すごいものを出せるように試行錯誤を続けていきます。

今回もGOKUSAISHIKIブースにお越し頂き、ありがとうございました。

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