ご無沙汰しております。
出張のため3週間ほど飼育を離れておりました。久々に確認したところ200頭程度の個体が羽化していたため、毎月恒例の羽化個体紹介をします。
また、7/20(日)に浅草橋にて行われる「INSECTPORT TOKYO」では、ゴクサイシキ史上最大規模の生体数の持ち込みを予定しております。そちらの持ち込み生体は今後少しづつアップしていきたいと思います。紹介する個体のうち、「キープ予定」と書いていないものは持っていく可能性が高いです。
レッド ヘテロホワイトアイ CBF1 63.0mm
(管理No.419A)
実はこちらは5月上旬の羽化個体ですが、先月紹介していなかったため載せます。飯島店長累代のレコード血統オス66.2mm×レッド ホワイトアイの1代目になります。1代目ながらスーパーレッドくらい赤みがあり、アゴが真っ直ぐ伸びてスタイルもいいです。交換時の体重は20gと普通ですが、かなり伸びてくれました。強い赤みとホワイトアイ遺伝子を半分持っているので、一旦キープします。
ノーマル CBF1 62.5mm
(管理No.419E)
レコード血統のオスに、ゴールドピカールのメスをかけた1代目です。流石に1代目で光沢は出ませんでしたが、いいスタイルで羽化しました。ノーマルの大型狙いにいいと思います。
ノーマル CBF2 60.5mm
(管理No.419C)
レコード血統インラインCBF2です。上の個体より前胸に若干赤みがあります。
レッド CBF1 40.0mm
(管理No.419F)
419Fは、レコード血統のオスにダークレッドをかけたラインです。ダークレッドをかけたため、419Aよりも赤みのアベレージが高いです。オスの羽化はまだですが、メスは40mm近い個体がチラホラいます。
ダークレッド CBF2 60.5mm
(管理No.414A)
アゴが若干湾曲してしまったため60mmですが、ボディの大きさでいえば65mmは軽く超えそうです。前回紹介した「42mm超えの大きすぎるメス」と親オスが同じです。このラインは体重が乗せやすいかも知れません。
レッド ホワイトアイ ヘテロ青紋 CBF1 62.0mm
(管理No.408D)
掘り出した時「これは…!!」と思いました。青紋レッド ホワイトアイとレッド ホワイトアイの1代目です。スタイル、アゴ、色味は最高レベルだと思います。インラインと、青紋ホワイトアイのメスとかけあわせてレッド青紋ホワイトアイを狙います。こちらはキープですが、兄弟はイベントに持っていく予定です。
紫紺ピカール CBF1 53mm
(管理No.447B)
上翅に青みがかった紫紺ピカールのオスと、当方累代の紫紺ピカールのメスのアウトラインです。上翅の青みは若干引き継いでおり、光沢も全面に出ています。残念ながら羽化不全となりましたが、イベント前に状態が良さそうでしたら持っていきます。兄弟で大型完品オスも控えています。
紫紺ピカール CBF1 36.8mm
(管理No.447B)
こちらは上の個体のメス。強光沢です。
ディープグリーンピカール CBF4 37mm
(管理No.443A)
ダークレッドのようですが、ダークレッドよりも暗緑色なこの個体。先代を「ディープグリーンピカール」として入手した個体のインラインです。自分もこのパターンは「ディープグリーン」が最も近いと感じています。最初期羽化のオスですので小型ですが、これから大きめなオスが羽化すると思います。
こちらは同ラインのメス34.6mm。上翅中央にはっきりとした赤いラインが確認出来ます。ダークレッドにこのような特徴は見られません。
紫紺グリーンピカール CBF1 36.2mm
(管理No.443C)
上のディープグリーンピカールのオスと、強光沢 紫紺ピカールのメスをかけあわせた1代目です。赤みのない綺麗な紫紺グリーンになりました。もしオスがダークレッド系なら、紫紺とかけあわせたらくすんだ色になってしまうので、オスのパターン(ディープグリーンピカール)はグリーン系に属するということだと思います。
ゴールドピカール CBF1 58.0mm
(管理No.445B)
こちらはゴールドピカールのアウトラインです。ゴールドピカールは体重をある程度乗せられればアゴは真っ直ぐ伸びる傾向にあると思います。強光沢です。
レッドピカール CBF2 51.2mm
(管理No.410A)
レッドピカールのインライン。小型ながらアゴはしっかり伸びてくれました。上から見ると強い赤みがあります。光沢も申しぶんないです。
紫紺グリーンピカール CBF1 37.4mm
(管理No.409C)
紫紺グリーンピカール同士のアウトライン。親番号409が当たりだったようで、子の大半は強い全面光沢が出て、409Aでは65mmのオスが羽化しました。
[https://gokusaishiki.hatenablog.com/entry/2025/05/08/114641:title]
青紋 CBF1 61.0mm
(管理No.403C)
お次は青紋です。血の入れ替えをした青紋同士のアウトラインで、かなり伸びてくれました。上翅下部に青みが集中しています。
青紋 CBF4 37.9mm
(管理No.426A)
こちらは、上とは別の青紋ラインのインラインです。メスの前胸が赤茶色をしていたため、累代してみました。確かにゴクサイシキで初期から累代している青紋ラインよりも前胸部が赤茶がかっています。こちらのメスは、数が取れたらイベントに持っていきます。
青紋ホワイトアイ CBF6 37.0mm
(管理No.451B)
青紋ホワイトアイのインラインです。劣勢遺伝形質が2つも発現している恐ろしいラインです。別色青紋ホワイトアイの作出に頑張ってもらいます。
青紋紫紺 CBF3 46.4mm
(管理No.425B)
小さいながら、青紋紫紺のオスも羽化し始めました。青紋らしく上翅の色味が鮮やかで、紫のバキバキとしたビビッド感は青紋紫紺ならではです。
ちなみにゴクサイシキでは「色+ピカール、青紋、ホワイトアイなど」と名前を付けていますので本来なら「紫紺青紋」になりますが、響きは「青紋紫紺」のほうがいいので青紋紫紺でいきます。レッドの場合は「レッド青紋」です。
青紋紫紺 CBF1 43mm
(管理No.425D)
青紋紫紺に青紋ホワイトアイをかけたアウトライン。425Bのオスより若干グリーン面積が広いです。キープ予定。
425B メス 37.3mm
425B メス 35.3mm
425Bのメスは青紋をかけたこともあってか、インラインの425Aよりもグリーン面積が広く、散らしたように紫が乗りました。青紋紫紺は個体差が豊富で、紫紺に薄らとブルーが乗るタイプ、ほぼ一面ブルーの青紋に近くなるタイプ、散らしたように紫が乗るタイプなど確認しました。今後青紋紫紺の個体差もまとめようと思います。
まだまだ沢山羽化していますが、とても載せきれないため特徴的な個体のみ載せてみました。イベント前に出展個体リストを作りますので、しばらくお待ちくださいませ。