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4/30-5/30まで組んでいた産卵セットの幼虫をボトル移動させました。
今回の実験としては、雌雄判別をやってみることと、2種類のマットの成長具合の対照実験です。

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ニジイロの雌雄判別は、頭の大きさで分かるとのことでしたが、全然わからへん…!そもそも現状2齢なのか3齢なのかも自信ない。

ヘラクレスなら3齢初期で、頭幅と腹部の印で容易に判別出来るのですが、ニジイロは頭幅の差があまりない上、小さくて難しい!!

なので、合ってるかは分かりませんが、腹部の印で判断してみました。腹部に2mmくらいの縦線が入っているのがオス、入っていないのがメス、と仮定してみました。

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ダイソーのマドラースプーンでくるくる穴を開けます。幼虫の穿孔きっかけを作る用として、また幼虫の移動用として非常に便利です。

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先週無感情に詰めまくった800ボトルに単頭投入。

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ラベルには、スマホで作れるテプラを使っています。
テプラのいい点として、マットの状態(銘柄、加水、冷凍期間、解凍期間、ボトル詰め日等)を細かく記載出来ること。手書きじゃ大変面倒な上、別のノートに書いておくとどれがどれだっけ…となる場合もあるので、本体にしっかり情報を書き込めるのは大きなメリットです。

DOS完全カブトマットに投入した3齢?のオスが4頭、メスが5頭、初齢が1頭。DOSアンテマットに投入した3齢?のオスが5頭、メスが5頭の、計20頭になりました。1本返しするか、途中交換するかは未定です。実験兼ねて交換してみるのもいいかもしれません。

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果たして当たっているんでしょうか…全くの未知数ですが、羽化まで楽しみです。

目標は、手間コストを最低限に抑えて、そこそこのサイズを量産すること。つまり1本返しで見れるサイズ(55mm以上)の量産です。温度、マットの状態、詰め具合などなど…まだまだ調べることかたくさんあり、法則を見つけていく作業がとで楽しいです。

ヘラクレスとは違い、ボトルに投入したら羽化まで放置でも大丈夫な所が楽であり、対照実験がしやすい点がいいですね。(ヘラクレスは羽化まで何度もマット交換をしなければならず、その際コバエによる交換や、マットのロットによる変則的事項が多くなる)

あとニジイロはツヤの影響で、ライトを当てると反射してしまうのですが、肉眼に近い色味で撮影する方法がようやく分かってきました。
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ラピスオス
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紫紺、グリーンが絶妙に混じった特殊ピカールオス
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いいぞ〜( ◜ᴗ◝)


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採卵した卵を、卵専用の容器ではなく幼虫用のボトルに入れれば手間省けるな、と今更気づき、採用しました。幼虫にも採卵した卵の一時保管にも使えるボトル。なんて便利なんだ…。笑

ハイコーキ製のドリルスタンドを購入した。
ドルクスオーナーズショップの1600ccボトルは、穴あけ加工済の販売が終わったため、自分で穴を開けなくてはいけなくなった。

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オマケに値上げにより、以前の加工済ボトルよりも未加工ボトルのほうが高くなってしまったが、それでも普通のボトルに比べたら安価だし、薄くはあるが十分な強度で非常に使いやすい。

以前はヘラクレスのメス用に使っていたが、今では中型クワガタに使う予定だ。

スタンドにより、真上から垂直に穴を開けるのが容易で、55本の穴あけなら10分もかからないと思う。最初は力加減が分からずフタを割っていたが、こなれてきてからは職人のような手さばきでどんどん穴を開けられる。

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(無心で穴を開け続ける図。穴が空いた手応えが気持ちいい)

ドリルスタンドを購入したのには、もう1つ理由がある。マットプレスとしての役割だ。

マットプレス機というのは確かに存在する。
有名なのは、Ashtakaさんという方が作成されている
Ashtakaプレス」。持ち手がいっぱい着いているものや、一度のプレスでガッチガチに詰められるものがある。大量にブリードをする方は持っておいて損は無いだろう。最近ではショップの貸し棚コーナーに置かれていたりする。しかし…

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しかし…1つだけ問題がある。

高いのだ。とても…


3万円〜5万円程度する。
サイトを見ると、プレス圧が詳しく載っていたり、3齢オス用のプレス部があるなど、お値段相応の性能は間違いなくあるだろう。欲しい。しかしプレス機に数万は手が出せない。欲しい


仕方ないので「マットプレス機 自作」でGoogle検索してみると、ドリルスタンドで作っている人がいるではないか。

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「ドリルスタンドでプレス機を作れば、ドリルスタンドとしても使えるではないか」

という、なんと言うか…奇妙というか…そりゃそうだろというか…小泉構文というか…




まあいい。
とにかくプレス部分を作るため、ホームセンターに向かった。


検索してみると、金属を固定して作っている人が多かった。スタンドが金属なのでプレス部も金属で作りたかったが、金属固定だとボルトを使うため、ドリルスタンドとして使うのにいちいち外さなければならなくなる。ということで塩ビパイプで作ることにした。

塩ビパイプなら金属までとはいかなくても、十分な強度があるし、付け外しがしやすいし、安く作れる。試作として、800cc用と1600cc用を塩ビパイプで作ってみた。

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イケイケソケット」¥168
本来の用途はなんだっけ…失念。細い部分は約40mmで、これをスタンドに取り付ける。また、下にいくほど太くなっているため、ストッパーとして機能する。イケイケ。

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キャップ」¥128
これも本来の用途失念。

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パルプ用ソケット」¥428
これは800cc用のガイドパイプとして使う。
800ccボトルの内側にすっぽりとハマり、六角形の部分がストッパーになる。更に程よい重さではめやすい。


800ccボトル用プレス部
キャップの側面をヤスリがけして、ガイドパイプとの干渉をなくし、

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パルプ用ソケットの下を2cmくらいカット


完成!!!
(結局ガイドパイプはスタンドが押せず使えませんでした…)
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300円でプレス部が出来た。
見た目は塩ビなので微妙だが…取り回しと安さでは最高。

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使ってみた結果、手詰めと比べて非常に力が入れやすく詰め圧も均一になり、メリットだらけ。

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一度山盛りにして思いっきりプレス、二度目も山盛りにして思いっきりプレス、三度目は山盛りにして、ボトル肩口までプレス。欲を言えば一度のプレスでガッチガチに詰めたいが、まあこれでも全然耐えられる。また、ガイドは無くても特に問題はないように感じる。

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詰める、ボトルを拭く、フタを閉める。
詰める、ボトルを拭く、フタを閉める……
という動作をひたすらやっていたら、動作が職人みたいになってきて楽しくなってきたので、深夜ひたすら詰め続けたら、マット100L分80本詰めた。

無心になりたいときは、スマホを遠くに置いて、淡々とボトル詰めを行うようにしよう。程よい疲れとガチガチに詰めたボトルを見て、充実感を得られるはずだ(当方調べ)。

もちろんドリルスタンドとしてもしっかり機能する。

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40mmドリル。18gワイドのゼリーが少し余裕をもって入る穴が開けられる。

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そしてまた無心穿孔マシーンとなる。
ホームセンターで買ってきた材3本で、餌皿が36枚出来た。1枚27円。当方では主にニジイロクワガタの交尾場として重宝している。とてつもないコスパの良さだ。

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出た木くずは、ふるいがけして成虫管理マットとして使うことにした。捨てるものがほぼない、これにはグレタもニッコリ(と信じたい)

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使うほどに表面がザラザラしてきて、足場となる。
劣化するのでずっとは使えないが、それなりに長持ちする。余計な要素がなく、シンプルで気に入っている。

今回はこのへんで。お読み頂きありがとうございました。

「ヘラクレスブリーダーの自己満ブログ」から、
800 Bottles(ハチマルマル ボトルズ)」に変更しました。
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理由としては、これからの飼育スタイル的に、ボトル飼育をメインにしていくことと、800cc飼育ボトルの絶妙な容量と形にどハマりしたからです。

ブリード界隈で多い名前として「クワ」とか「虫」とか「ビートル」がありますね。名前から連想しやすくていいなぁと思ったんですが、あえて虫要素を無くしてシャレついてみました。ついでにロゴも作ってみました。どうでしょう、、、、、、、、、
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(知るかって感じですよね)



まあ名前など自己満足なので、当方が満足で完結!なんですけどね。笑


今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。



(PS:微毛種は明るくしても反射しないでしっかり写るから大好き)

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